最終課題 佐藤
佐藤です。
小中が同じだったのは上海で知っていたのですが日本に帰ってから鶴身と僕の実家が実は500m圏内だったということが判明し戦慄が起きていました。
上海空間装置
上海空間装置では、街の中での空地の時間と、土地の使われ方というものをテーマに提案をつくりました。
中国では土地を個人が所有できず政府に交渉してやっと建てられる、ということや民工の存在、施主の都合、政治的理由で突然ストップするなど、中国での建設行為というものは常に不安定性を抱いている、というレクチャーでも習ったことがスタートになっています。
そのような制度から、都市の真ん中に何万平米もの大きな街区が丸ごと放置され長い間誰も使わず人が通り過ぎるだけの場所ができ、街の魅力を下げ続ける状態が起きてしまうことがある、ということを問題と捉えました。
僕のホームタウンつくばも街の中心がやたら低密度の使われ方で、殺伐とした風景が広がっています。そのような問題意識に通じるところもあるかもしれません。
そこで、簡易的に場を展開できるもので、土地を気軽に使い始めてしまおうという提案です
敷地はKMSから局門路を上がっていった先にある、4万m²ほどの空地です。上海万博後に着工するもずっとストップしていました。(今は再開)ここを、開発される直前まで時間を遡って、土地の使い方を提案します。
たとえば開発が典型的なこのようなマスタープランになったと仮定して、
黄色い東側の部分を、土地が政府から取得できた時点で使い始めます。
青い部分は工事をしています。白い部分は工事との緩衝ゾーンとしてとります。
簡単にコンテンツを運んで来れるコンテナと、熱、雨に弱いコンテナと人を保護する膜屋根で全体を構成し、明るい開放的な空間を作ろうと考えました。
通りから(奥に工事エリア)
コンテナと膜屋根の鳥瞰パース。奥に緩衝ゾーン、さらにその奥に工事エリアが広がっている
上海空間装置という建築設計ではない課題に悩み、風邪に苦しめられ、なんとか提出できたという感じです。体調管理の大切さを痛感しました、微辛食べてる場合じゃなかった。それにもっと長いスパンの視野で提案をまとめることができれば、よかったなぁ...と、力のなさを感じます。
しかし、松尾さんと山田さんには本当に助けられました。ありがとうございます!またいつか会いましょう。再见!
白酒
ちなみにお土産、お茶たちはかなり好評だったのですが白酒が強すぎて全然減ってくれません!笑
もっとお茶を買っていけばよかった。先の長い白酒@YGSAのスタジオ
また上海行きたいです