即日設計2日目 新しいショッピングモールを考える

サマプロ2015も12日目になりました。上海の生活が毎日刺激的で楽しくて、日本に帰りたくないです。あと2週間もないと思うと悲しいです。

ミニ課題
今日のお題は「商業施設を組み替える」です。デベロッパーの要求する現実の建ぺい率や床面積のモデルという事業性のリアリティを保ちつつ、新しい商業施設のあり方を提案することが求められていました。

 

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今日提案したのは、テナントを全部大型コンテナに積み込んでトラックで運んできて、それをドックに挿入することでその集合体が可変性のあるショッピングモールになるというというシステムです。

 

 

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時間x場所でテナント料をとるシステムにしてテナントも戦略的にある祝日だけ出店できたり、引っ越しやすいので実験的に出店しやすかったり、デベとしても変化の速い社会に対応しやすい商業システムを構築でき(中国はネットショッピングが発達しているので柔軟なことが重要)、お客としても常に変化があるので楽しい。あるときは服のテナントだけを集めてアパレルショッピングモールに変化したり、SNH48のトラックが乗り付けてきてモールの広場がコンサート会場になったり、商業という枠を越えて祝祭的な使われ方もできる開かれた構造を目指しました。


講評では南京東路という既に成功している場所に敷地を設定する必要性は薄く、むしろあまりうまく行ってないエリアを敷地にして周りを巻き込んだり、使われていないスタジアムに適用できる可能性もあるとの指摘を頂きました。自分はとりあえず分かりやすい目立つ場所を敷地に設定しがちなところがあるので、もう少しよく考えないといけないですね。

今日の課題はよく行くのにやったことのないビルディングタイプということで楽しくやれました。


その後
プレゼンテーションのあとはスタッフの松尾さんと田子坊に行きました。オシャレ路地天国といった感じで、油断するとすぐ迷子になります。とても面白い。途中お茶屋に寄ったら福建省出身の日本語ペラペラの店員さんがいて、色々な話で盛り上がりながらお茶をふるまってもらいました。

小さい器にちょっとずつお茶をついでくれるスタイルが前に客家土楼に行ったときを思い出します。人参茶という人参の甘い香りのお茶がおいしく、お土産にも人気だそうです。僕と松尾さんも1袋(50元/50g)買いました。田子坊は基本的に観光客向けだから高い。

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ちなみにこのお店には後日また鶴見と村上と訪れることになるのですが、村上くんは店員さんと仲良くなりすぎたのか自ら8000円相当の茶葉を買い込んで行くというセルフお茶詐欺状態に陥っていました。勢いあまりすぎ。

 


その後松尾先生おすすめのBELLというバーでオシャレカクテルを飲みました。その名もSHANGHAI。ハゥツゥー(おいしい)だと店員に言ったらハゥフゥー(「おいしい」の飲み物バージョン)だよと笑われた。どうやら中国語は同じ「おいしい」でも飲み物と食べ物で言い方が異なるようです。今日もひとつ新しい中国語を覚えました。

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ウィダーはハウツゥーかハウフゥーかどっちなんでしょうね?

 

佐藤